同盟学院第四回放浪軍特別授業振り返り

 

放浪軍に囲まれて、対策に困窮することがありますか?非放浪軍として、どうやって放浪軍と対抗すべきでしょうか?

  そんな盟主の皆様のお悩みを解決するために、今回の同盟学院はサーバーTOP10を占めていたベテラン放浪軍の残念ながら様に来ていただき、放浪軍の長所短所、そして彼がシーズン3において、どう放浪軍対策するかを紹介していただきました。

  また、スペシャルゲストとして、「同盟物語第6話~放浪軍に対抗~」の筆者である「虎」の元盟主の千鳥様も経験談をシェアしてくださいましたので、ぜひご一読ください!

 

一・放浪軍とは何でしょう

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①機動性が非常に高い

放浪軍一番の特徴といえば、その機動性です。

『三國志 真戦』の今までの戦い方を考えると、正にチーターレベルの特徴ですが、プロゲーマーならチーターに勝てるように、この特徴にも弱点があります。詳細は後で説明します。

 

②正面戦場で敗北した後の選択肢

放浪軍は、負けたらこのシーズンはもうお終いっ!という状況を防ぐための、敗戦者にとっての一つの選択肢だと思います。

 

二・放浪軍の利点と欠点

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さっき述べた「高い機動性」というのは、大まかに三つの部分に分けて説明することができます。

まずは戦場での機動性です。

①挙兵によって州と州の間を移動することができるので、敵の後方まで移動して次のアクションが取りやすくなります。

②挙兵と遷城のクールタイムが短いです。放浪軍の挙兵は24時間、遷城は48時間のみとなり、その集結速度は非放浪軍を遥かに上回っています。

③放浪軍同士で土地を貸し合うことが可能なので、行きたいところに放浪軍がいれば、直接土地を繋げることができます。それに対して非放浪軍はマラソンなど色々と面倒なことをやらないといけません。

 

そして、もう一つは徴兵速度と体力上限です。

放浪軍の徴兵速度は非放浪軍よりも40%早く、体力上限も非放浪軍よりも30増えています。更に、幕舎での徴兵は銅貨を消費しないという特性もあります。

つまり、放浪軍が非放浪軍と戦う時、絶えず攻撃を仕掛けることができます。オンライン時間の多いプレイヤーであれば、放浪軍のこうした特性がとても役立つと思います。

最後は個人的な感想ですが、放浪軍は同盟に参加している非放浪軍とは違って、放浪軍の決算はランキング順位によって決められるので、軍勢の選択肢が幅広くなります。

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・欠点:

土地による資源生産量なし、九宮図と八卦陣なし、部隊数が少ない、銅貨不足が厳しいなどの情報は、皆さんも既にご存知だと思いますが、それ以上に、放浪軍の欠点はまだあります。

まずは、前述した機動性の弱点についてです。

挙兵してあちこち飛び回れるのは便利ですが、飛びたくない時もきっとあることでしょう。

例えば、「少しの間ここを拠点にしたい」と思っていても、インしていない間、兵も残らずどこかに飛ばされてしまうというリスクもあります。これは皆さんの盲点かもしれません。特に、主力5部隊が揃った場合、主将を隠し、不利兵種を避ける戦術もできなくなるので、すごく厄介なところがあります。

また、部隊数の上限が5しかないので、放浪軍にとって、攻城や関の占領の難易度が非放浪軍より高いです。そして、放浪軍の資源はほぼ対人戦でしか手に入れられないので、彼らは「戦闘」にこだわるしかありません。

つまり、ほとんどの放浪軍は駐城部隊とぶつかることを避ける傾向にあります。城を落としたとしても、九宮図八卦陣のない放浪軍にとって、城の防衛戦は非常に戦いづらいでしょう。

 

三・放浪軍対策

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まずは九宮図と八卦陣を活用することです。

二つのシーズンからしばらく経った今なら、主城門番戦術の強さも皆さんの心に沁みていると思います。

門番戦術は既に、上位者テクから、どの同盟でも使える汎用性の高い戦術になりました。そして、ここで強調したいのは、主城で埠頭や関を塞ぐことは、非放浪軍より放浪軍のほうに効果があり、放浪軍にとって非常に厄介ということです。

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放浪軍は挙兵で移動し放題だから強いと言われていますが、少し違うと思う部分があります。

なぜならば、挙兵の再生地点は自分で選べるわけではないので、特定の場所へ行きたい場合、放浪軍同士の土地を繋げ、遷城するしかないからです。

土地を繋げていた放浪軍が駆逐されたり、途中で占領部隊が敗れたりしたら、全ての苦労が無駄になってしまう可能性もあります。

逆に言うと、そうすることで放浪軍の計画を頓挫させることが可能ということですね。

うまく集結しても、集結した場所が埠頭や関ではなかったら、集結という行為自体が無意味になってしまいます。

なので、放浪軍が集結していると気付いたら、まずはその目的を判断してから駆逐するか否かと、駆逐する方法などを考えてください。

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以上の図では放浪軍が遭遇しがちな経済的な問題を挙げましたが、一言で言うと、【勝利・引分】できないと悪循環に陥ってしまいます。

徴兵速度が高いや、体力上限が高いなどの利点は、敵に勝てて好循環を繰り返すということが前提です。

つまり、放浪軍を消耗させて、【資源無し】【体力無し】の状態にすればいいです。

では、どうやってそれを実現するのか?ここで一つの方法を紹介します。

誘導部隊を活用し、放浪軍の部隊編制を探り、そして同盟内の強い同盟員が放浪軍の【部隊】を処理します。

直接放浪軍の主城を駆逐しても、資源と兵力を削らない限り、放浪軍の赤字は少ないので、できるだけ部隊の兵力を削って、復活してもすぐ戦えない状態にしてから駆逐するのがポイントになります。

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先ほども言いましたが、放浪軍の機動性が高いのは、挙兵によって州と州の間を移動するからです。

資源州である関中も江漢も同様に移動の目的地になります。

しかし司隷だけは違います。司隷の中に放浪軍がいても、関を突破しない限り司隷に入ることはできません。

つまり、司隷には移動することができない!故に、司隷の関を確保するのが大事なのです。司隷の関は全てLv.9関なので、非放浪軍ですら簡単に落とせる関ではありません。そして放浪軍の部隊数は5部隊が上限であり、通常放浪軍の数はそんなに多くないので、九宮図八卦陣を持つ主城で関を塞ぐと、放浪軍が司隷に入るのは基本無理になります。

場合によっては洛陽を取ってから、州府を奪い返すのもありです。

そうする理由は2つあります。

1つ目は、洛陽はLv.10城なので占領するにはかなり苦労すること、

2つ目は、放浪軍は守りに弱いためです。

 

四・まとめ

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戦略上:

放浪軍を知る:独立した勢力だが、策の一部として活用できる

放浪軍の対策をずっと強調していましたが、場合によっては非放浪軍も放浪軍を戦力の一部として利用することができます。

放浪軍の数を抑える:放浪軍の数を抑えるために、敗戦した同盟に生存空間を与える

敵対同盟に勝ったのに、相手が放浪軍になって嫌がらせ行為をしてくる、なんてこともあるかもしれません。しかし実は戦闘というのは、話し合いによって終えることが可能です。

敵対同盟と交渉し、相手に生存空間を与え、相手と友好同盟になる等して、相手が放浪軍になることを避けましょう。

さらに、放浪軍の開放条件は州府の占領なので、州府の攻略はできるだけ後回しにするのが得策ですね。

放浪軍より早く司隷を確保する:司隷の関、そして洛陽の攻略は、普通の放浪軍にとっては非常に難しい

放浪軍になるリスクを同盟メンバーに宣伝し、同盟の一体感を保つ

簡単に言うと、自分の同盟のメンバーがむやみに放浪軍にならないようにしてください。放浪軍になっても、同盟の為に力を尽くすという考え方が大事です。

埠頭を塞ぐことで放浪軍の集結速度を低減させる

主動的に出陣はせず、九宮図と八卦陣を生かして、長期的な戦闘の準備をする。そして放浪軍の資源が足りなくなったら一気に叩く

非放浪軍も勿論、勝ち戦が欲しいですが、主動的に出陣せず、カウンターアタック戦術を用いた方がいいと思います。

主城が陥落しそうになったら、すぐ資源を同盟に寄付する(相手のメンタルに刺さる)

相手が自分を破る前に、全ての資源を同盟に寄付することです。

そうすると同盟の力になれるし、放浪軍に資源を奪われることも避けられます。

近くにいる同盟に協力し、共に放浪軍に対抗する

非放浪軍は人数が多いので、仲間と協力して放浪軍と対抗しましょう。

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戦術上:

戦況報告を確認——相手の編制を知り、兵種相性を工夫し、できれば放浪軍に資源を奪われない

主城の衛兵をレベルアップする——サブ部隊に急襲され、耐久値が落ちることを防ぐ

相手もサブ部隊を使えるので、常に城の耐久値が放浪軍に削られないように気を付けてください。

主城建築——九宮図・八卦陣・城壁。

サブ部隊を活用する——放浪軍の体力を消耗させ、相手の編制を知る

これは①と似ていて、相手の体力を消耗させながら情報を掴む戦術です。

小規模団体戦——回復する機会を与えずに集中攻撃で殲滅

相手の幕舎を駆逐すると決めたら、躊躇せずに戦力を集結し、一気に撃破してください。でないと、彼らは土地を繋げることでまた戻ってくる可能性があります。

司隸を早く確保する——放浪軍が占領しにくい司隷をできるだけ早く確保する

早いうちに司隷を確保すれば、防衛線を築くことも簡単になります。

建築を慎重に選ぶ——柵及び使われていない幕舎は、放浪軍の食糧になる

放浪軍が建築を攻撃する場合はほぼ勝利は確定なので、使わない建築は取り除いたほうがましです。

 

五、ゲストより放浪軍との経歴について解説

虎は、シーズン2で司隷にこもり最終的には覇業達成することができました。

その達成するにあたり放浪軍対策はとても大切なポイントでした。今回は、「サーバー6での放浪軍状況」「虎の放浪軍対策」「具体例」という三つのパートで説明します。

1    サーバー6での放浪軍状況

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まず、放浪軍になった動機は何でしょうか。放浪軍になった方にヒアリングした答えをまとめました。

・とりあえずなってみた。

・盟主の指示でなった。

・当初から計画していた。

・自分の同盟が負けてしまったから。

・仲間を援護するためになった。

みんな動機はバラバラで、洛陽取るぞ!という具体的な目標にしている人はほとんどいませんでした。

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次に放浪軍の特徴です。

まず、放浪軍になる方も手探り状態で始めてる人がほとんどなので、身内同士で放浪軍を作っていた方がほとんどでした。

計画して放浪軍を組織したところもありましたが、60人規模程度にしか膨らませることができなかったようです。結果、この同盟は両立できずに潰れました。

先程の動機にもあったようにみんな思い思いに放浪軍を立ち上げていたので、纏まった動きをすることは決算間際までありませんでした。これは、非放浪軍にとってとてもラッキーだったと思います。

サーバー内では約350名ほどの放浪軍が発生しましたが、一番大きな軍勢でも60名程度でした。多くは30名程度の規模で、それぞれが独立して動いていました。

放浪軍の方も放浪軍に不慣れなせいか、放浪軍の特徴を最大限に活かせていなかったようです。

 

2      虎の放浪軍対策

虎が行っていた対策は5つ。

・情報共有

・速攻で飛ばす

・怖がらない

・刺激しない

・無闇に敵をつくらない

まず、情報共有ですが、初期に放浪軍になる人は高戦力の人がほとんどでした。ですので、誰がどこにいるのか、戦ってどんな編制なのか、兵の残りは後どれくらいあるのかと言った情報を常に同盟チャットやパーティチャットで共有していました。戦報はみんなどんどん貼って確認していました。

次に速攻で飛ばす。飛ばし切るということはとても大切で、それに加えて速攻です。放浪軍は兵力回復が早いので、チンタラやっていたら復活して逆に飛ばされてしまいます。なので、言い方悪いですけど、みんなでタコ殴りして1ターン、2ターンくらいで飛んでいってもらうようにしていました。

3つ目は怖がらないこと。放浪軍に施設をやられても資源を取られるだけで、兵を出して攻撃することは普通にできます。放浪軍の機動性が高いので周りのマスがどんどん占領されて恐怖心を煽りますが、それに負けないでください。兵力が減ったり資源を渡すのは嫌なので、部隊は主将を外して戦闘できないようにし、資源は使い切ります(施設建設や寄付)。

4つ目は刺激しない。ただ近くにいるだけで実害がないのなら放置するのが良策です。放浪軍は部隊と戦って、施設を壊して資源を得ますから、戦わないのがベストだと考えてメンバーにアナウンスを続けていました。

絡んでくる放浪軍には徹底して叩いて、絡んでこない放浪軍には距離を置く。

最後、無闇に敵を作らない。例えば、外交で高圧的な態度で相手と交渉をすることはいけないです。上から目線で言われると本当にムカつきますね。虎でもメンバーが高圧的な態度で外交したため、作らなくていい敵を増やしてしまったことがありました。そうなると放浪軍の格好のターゲットになります。謙虚に真摯に放浪軍と交渉しましょう!

3    具体例

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今回のケースは虎が初めて放浪軍のコロニーを撃破した時のお話です。

虎は山東から江漢に入りました。その時は、荊楚から江漢に入っていた同盟が一つ潰れました。

その同盟から20名程度が放浪軍となり江漢で活動を開始しました。虎をターゲットに道路封鎖や施設破壊を繰り返して来るようになりました。

ひとりでは対処しきれないので近くにいるメンバーが3、4人で対応していましたがやがてコロニーを形成して複数で破壊行為をしてくるようになりました。

博望から上洛方面に行こうとしても兵器部隊はどんどん潰されて、これはきちんと対策しないといけないということで作戦会議を行いました。

仲のいい人が放浪軍になっていたので、話してみると、みんなで寄ってたかって攻撃されるのは嫌だよって話してくれました。ならば、みんなで寄ってたかって攻撃しまくろう!ということになり、攻城と同じように日時を決めて掃討作戦を敢行しました。

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部隊の割合は、火力8に兵器2くらいだったと思います。

城に隣接するために、1マスを5部隊かけて1マスずつ確実に侵攻。隣接したら一斉に襲いかかるパターンで、総勢100部隊以上でどんどん倒していきました。画面見た時に、数の暴力って感じで放浪軍も萎えてしまったのか、戦意喪失する方が多かったです。他の土地に遷城して逃げたり、されるがまま叩かれていたり、約1時間30分くらいで20ほどのコロニーは綺麗に跡形もなくなりました。

1マスずつ進軍するときに非放浪軍同士の戦いでも使える方法ですが、1マスに5部隊くらい入って占領している部隊を守ります。

隣接したら、同盟チャットで隣接しましたー!って声かけながら、わー!って一斉に襲いかかるスタイルです。

その一戦を経て、みんな放浪軍は怖くないという気持ちになりました。放浪軍にも虎とはやりたくないという双方に対して意識づけすることができました。

初めての放浪軍との大規模戦闘戦でしたが、これをきっかけに放浪軍に対しての苦手意識は低くなり、この後の放浪軍との戦いでも大いに勝利することができました。

皆さんにおかれましても、みんなの力を結集して一気にそのパワーを解放すれば、放浪軍との戦いも楽しめると思います。

 

残念ながら様と千鳥様の放浪軍に関する心得は以上です。

いかがでしたでしょうか?なにかご意見やアドバイスがありましたら、ぜひ遠慮せずにお申し出ください。

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