【振り返り】同盟学院第十三回授業~PKシーズン「官渡の戦い」解説~
新しいシナリオ「官渡の戦い」では目玉要素である機械所が実装されました。また登用令、NPC部隊、民心システムの復活についても、同盟学院の振り返りで確認しましょう。
一、新コンテンツ紹介
今回のシナリオは「群雄割拠」と同じ勢力戦です。 勢力は六つあり、北の三州(袁紹、劉備、韓遂)と南の三州(曹操、孫策、張魯)に分けられます。プレイヤーは六つの勢力から一つを自由に選択することができます。勢力にはそれぞれ特性があります。
プレイヤーが勢力を選んだ後、その勢力のメンバーとなります。覇業の進捗が一定の段階に達すると勢力変更ができなくなります。
また、同じ勢力に所属する同盟にしか加入できず、同盟も建国することができないので、今期は領地保護の仕様が適用されていません。
注意すべき点は、袁紹勢力と曹操勢力は友好同盟を結ぶことができないというところです。
1.地図の紹介
今回の地図でも六つの出生州と三つの資源州という構造が採用されています。
官渡地域を中心として、袁紹、劉備、韓遂の北の三州と曹操、孫策、張魯の南の三州に分けられており、それぞれ資源州への入口が二つあります。
ここで特別な注意点が一つあります。
官渡の戦いの地図では、資源州と資源州に繋がる関は、以前の地図の二つから四つに変わりました。
つまり、河南と河内に繋がる関が四つあるということです。
河南と河内、二つの資源州について
北の三州と繋がる河内、南の三州と繋がる河南には、外見の形が大体同じです。
劉備勢力と孫策勢力は出生州と資源州に繋がる関を突破してから、河内と河南に繋がる関まで近づいていますので、平丘と済陽は非常に重要な戦略要地です。
劉孫が同時に資源州に入った場合、この二つの地点を中心に開戦することになることが予測されます。
地図の真ん中にある官渡という資源州について
画像のように展示したのは、官渡の地は中心の川で二つに分割されます。
官渡に入った後、川に点在している三つの埠頭が非常に重要な戦略要地となります。
鳥巣を争奪するにあたり、この三つを中心とした開戦が予想されます。
2.機械所
君主殿がLv.8になると、機械所の建築機能が開放されます。
開放後、機械所内で資源と政策書を使用して戦車を建築し、部隊を搭乗させて戦うことができます。
また、機械所内で戦車の改造と強化を行うこともできます。
戦車には三つのレベルがあり、最初の戦車は兵車といいます。
兵器以外の兵種の部隊を戦車に搭乗させると、兵車はそれぞれの兵種に応じた外観になります。
中級戦車と上級戦車は、所属勢力専用戦車に改造することができます。
例えば、曹操勢力の兵車であれば、改造所で勢力専用戦車である投石車/極·投石車に改造できます。
次は戦車の「改造」機能についてです。
戦車の改造には、初級レベル、中級レベル、上級レベルという三つのレベルがあり、中級レベルから勢力専用戦車に改造することができます。
改造に関する詳細と改造の選択できるスキルは画像をご確認ください。
戦車の強化機能について
戦車の強化については、機工値で戦車の部位を強化し、機敏値、行軍速度、戦車能力、部隊能力の属性を上昇させることができます。
機敏値の基礎値は100で、戦車が使用する指令は機敏値を使用します。戦車強化後は上限が200まで上昇し、3分おきに1回復します。また、戦車部隊の体力消費は一回につき20機工値です。
行軍速度の基礎値は75で、強化によって上昇させることができます。
戦車能力と部隊能力の基礎値はありませんが、戦車部位の強化で異なる戦車能力と部隊能力を獲得できます。
3.勢力特性と戦車
群雄割拠シナリオと同じ勢力戦で、六つの出生州には六つの勢力があります。各勢力にはそれぞれの部隊特性と戦車スキルがあります。
また、君主の皆様は機械所の改造によって、「中級レベル」と「上級レベル」に属する勢力の戦車を獲得できます。各勢力は、それぞれ異なる部隊特性と戦車スキルをもっています。
袁紹勢力の部隊特性は将帥同心-群で、部隊内に群陣営武将が2名出陣していれば協力-群が全体に有効となりますが、効果は通常の70%となります。
勢力専用戦車は弩車で、弓兵部隊のみ使用できます。
曹操勢力の部隊特性は将帥同心-魏で、部隊内に魏陣営武将が2名出陣していれば協力-魏が全体に有効となりますが、効果は通常の70%となります。
勢力専用戦車は投石車で、兵器部隊のみ使用できます。
孫策勢力の部隊特性は将帥同心‐呉で、部隊内に呉陣営武将が2名出陣していれば協力-呉が全体に有効となりますが、効果は通常の70%となります。
勢力戦車は衝車で、槍兵部隊を搭乗させて「突撃」指令を使用できます。
部隊の攻城値を増加させ、攻城時間を短縮させることができます。
劉備勢力の部隊特性は将帥同心-蜀で、部隊内に蜀陣営武将が2名出陣していれば協力-蜀が全体に有効となりますが、効果は通常の70%となります。
勢力戦車は木獣で、盾兵部隊のみ使用できます。
韓遂勢力の部隊特性は崇軍尚武で、軍営による兵力上限増加効果が10%上昇します。勢力戦車は軽戦車で、騎兵部隊のみ使用できます。
張魯勢力の部隊特性は行道治軍で、指令壇レベルの上限が1上がり、このレベルの資源消費が減少します。勢力専用戦車は戎車で、味方領地に「駐屯」指令を使用できます。
勢力特性と戦車については、こちらのまとめをご確認ください。
4.新しい建築の追加
今回は新しい戦車の実装とともに新しい対策建築もあります。
まずは堅塁について紹介します。
堅塁を簡単に説明すると「建築をより頑丈にするもの」です。
君王殿がレベル9になると堅塁建築機能が開放されます。
政策書と資源を使用して、堅塁を建築できます。堅塁のレベル上限はレベル3です。
注意すべき点は、主城と支城以外の建築は20%の効果しか獲得できない点です。例えば、堅塁Lv.1で主城と支城の堅塁耐久上限は+500ですが、幕舎、柵、櫓や高級建築は500の20%の効果しか獲得することができません。
つまり、堅塁Lv.1で幕舎、柵、櫓や高級建築の堅塁耐久上限は+100です。
官渡の戦いの戦車戦はかなり手強いので、堅塁の使用はとても重要です。堅塁をうまく使用して敵の攻勢を削りましょう。
次は戦車に対する攻撃手段の一つ陥穽についてです。
陥穽は、アップグレードした柵だと思ってください。
君主殿がLv.8になると、陥穽建築機能が開放されます。
陥穽は、友好同盟のメンバーではない相手に対して不可視状態となり、誰かが陥穽を踏むと可視状態になります。可視状態になってから24時間の間、誰も踏み込んでこなかった場合は、再び不可視状態に戻ります。これはかなり手強いものとなります。
陥穽を踏んでしまうと進軍を止めて兵隊にダメージを与えることができます。そして何より強いのは戦車に追加ダメージを与えることです。
これは官渡の地に馳せる戦車を止める最強手段の一つです。
また陥穽を踏んだ部隊は陥穽を壊すか、帰城するかの二択しかできませんので、敵部隊の進行に非常に大きな影響を与えます。
戦車の進軍は戦場においてとても大事なことですので、戦略的には陥穽の使用は戦況を大きく左右することができます。
二、復活した要素
1.登用令
見覚えがある方もいると思いますが、登用令が再登場します。
使ったことがないという方のために、簡単に紹介します。
登用令というのは特定の武将の陣営を変える宝物です。
天命覇業の特定の項目を完成させると「書店」機能と登用令が使えるようになります。
登用令は全部で6個あり、それぞれ1回しか購入することができません。
前回と違う点は、少しラインナップが変わったところです。
魏の関羽と蜀の孫尚香がなくなった代わりに群の魏延と甘寧が追加されました。
これにより武将の組み合わせも多彩になると思われます。
例えば甘寧太史慈許攸、趙雲魏延左慈などの組み合わせができます。
他にも様々な組み合わせができますので、ぜひ試してみてください。
登用令を使った武将の組み合わせをいくつかご紹介します。
今まで組めなかった武将も登用令を使用することで活躍できるので、これはとても嬉しい機能と言えます。
他にも色々ありますので、こちらは参考程度となります。
2.「冀州軍団」いざ参る!
新たな敵部隊「冀州軍団」が登場します。
紀元前106年(元封5年)、前漢の武帝が全国を13の州に分けてそれぞれ刺史を置いた際、現在の河北省にあたる地域には冀州が設置されました。
今回の冀州軍団は「挙兵討伐」シナリオの西涼軍団と同じで、資源州にしか現れません。視野に入る部隊と建築を攻撃するので、同盟の連地や進軍に影響が出る可能性があります。
また、冀州軍団も戦車が使えます。今回は水没・火攻計略がないので「挙兵討伐」の西涼軍団よりも手強いことが予想されます。
民心システムなどをうまく利用して覇業への道を阻害するものを片付けましょう。
2.再び!「民心システム」
忘れてしまった方もいるかと思いますので、簡単に紹介します。
民心の初期値は0です。
勢力範囲内において、埠頭や城を占領すること、そして軍屯を建てることによって該当の郡の民心値が上がります。
これら建築を失うと、民心値が下がりますので、ご注意ください。
そして民心値が一定値に達すると、民心効果を獲得できます。
獲得できる効果は、主に以下の三つです。
「土木振興」「五穀豊穣」「士気阻喪」
天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず
こちらの民心効果をうまく利用して、戦場で勝ち抜きましょう。
三、新武将紹介 新事件戦法 新スタートダッシュ編制
1. 新しい武将紹介
中国後漢時代末期の参謀、政治家。曹操が官渡の戦いに勝利する要であると自称した許攸です。官渡の戦いで人生最後の輝きを放った彼が『三國志 真戦』でどんな活躍ができるのか、実に楽しみです。
許攸はサポーター武将ですが、敵軍ステータスを低下させる強力な戦法を持っています。
[戦闘中、敵軍の間隙を15個見抜く。間隙は敵軍全体に分散しており、敵軍単体が通常攻撃を受けたときに間隙を1つ暴露し、武力、知力、統率、速度を1.5%低下させる、重ねがけが可能です。もし単体目標にある間隙を全て暴露した場合はその目標を1ターン間の虚弱状態にし、被ダメージを7.5%増加させる。敵軍にあるすべての間隙を暴露すると、敵軍複数(2人)の武力、知力、統率、速度を10%低下させ戦闘終了まで継続する。]
また、PKシーズン名将パックでは許攸を登用できませんので、ご注意ください。
次はあの有名な関羽の子にして父の仇の一人である潘璋を斬り青龍偃月刀を取り返し、義兄の張苞と共に諸葛亮のもとで幾多の戦場で活躍した関興です。
関興はアタッカー・サポーター武将で、敵にダメージを与えると同時に味方武将の与ダメージをアップさせることができる優秀な武将です。
[1ターンの間準備し、自身および友軍単体が15%の離反を獲得し、2ターンの間持続する。また敵軍に兵刃ダメージを与え(ダメージ率150%。敵軍の全武将に等分される。敵軍の副将1名につき、このダメージ率が60%上昇する)、さらに掠陣状態を付与する。掠陣状態を付与した際、目標に掠陣状態をすでに2回付与している場合、目標の掠陣状態を解除し、被兵刃ダメージを15%増加させる(重ねがけ可能、戦闘終了まで継続する)。張苞と同時に出陣している場合、上記の離反状態を獲得させる友軍単体は必ず張苞が選択される。]
こちらの戦法を見るとお分かりいただけると思いますが、張苞と連携できる戦法になります。
次は張飛の子にして劣らぬ勇将として、夷陵の戦いに勝利し、呉から護送された父の仇である張達、范彊を自らの手で処刑し、義兄弟の関興とのコンビで名を馳せた張苞です。
張苞はアタッカー・サポーター武将で友軍を守りつつ敵にダメージを与える優秀な武将です。
[自身と友軍単体が2回の防御効果を獲得し、1ターンの間持続する。さらに自身が発動ターン中に通常攻撃を行うと、目標に兵刃ダメージを与え(ダメージ率120%)、掠陣状態にする。掠陣状態を付与した際、目標に掠陣状態をすでに2回付与している場合、目標の掠陣状態を解除し、さらに自身の武力を20増加させる(重ねがけ可能、戦闘終了まで継続する)。関興と同時に出陣している場合、友軍単体は必ず関興が選択される。]
2.新しい戦法紹介
今期新しく追加されたのは、関興と張苞の継承戦法「士争先赴」、許攸の継承戦法「即断即决」。そして、事件戦法の「単騎千里」です。
「士争先赴」について
アクティブ戦法依存でダメージを与えるパッシブ戦法「士争先赴」は発動優先度が一位になっています。
武将が戦闘開始前に獲得した上昇バフは、通常消すことができません。
この戦法は兵刃ダメージ編制での適用性が高いと思われます。
スタートダッシュ(スタダ)に向いており、最新のスタダコンビ関銀屏、楽進、蔡琰のコア戦法です。
パッシブ戦法とは言うものの、アクティブ戦法依存の戦法ですので偽報、混乱、恐慌、眩暈、目眩などの制御状態で不発になってしまいます。
使用するにはアクティブ戦法の発動率が高い武将をつけると効果が高くなります。
アクティブ戦法「即断即决」は、敵軍の最も武力が高い武将が自軍全体を挑発します。そしてその敵軍武将に被ダメージ増加バフをつけます。
この戦法と許攸の戦法を合わせて、1ターンの間で三回の通常攻撃で敵軍の主将の間隙を素早く暴露できるコンボができます。
連撃を持つ武将と組み合わせることで大ダメージを与えることができます。
許攸の継承戦法であり、許攸にピッタリの戦法でもあります。
戦闘の際に意気衝天、関羽、鍾会、呂蒙、文醜などの高い確率で封印状態を与えるような相手でなければ、勝率が高くなります。
「単騎千里(関羽千里行)」といえば、皆さんもきっとご存じのことでしょう。
これは数多くある関羽の逸話の一つです。
パッシブ戦法「単騎千里」は、固有戦法の発動前に確率でこの二つの効果が発動します。
① 自身に洞察状態を二回付与します。そして武力を最大50アップさせることができます。
② 効果が2ターン継続している間に通常攻撃を受けるとき、1ターンで最大一回、攻撃者に最高で238%の反撃ダメージを与えます。
発生する確率は武力依存ですので、関羽、関興、黄忠、袁紹、鄧艾など武力成長武将に向いています。
2.新しいスタダ構成
今回新しい継承戦法「士争先赴」が実装されたので、使いやすいスタダ構成をご紹介します。
「士争先赴」を紹介する際に話題に出たスタダ構成関銀屏、楽進、蔡琰の組み合わせです。
蔡琰は左慈に変えても大丈夫です。
スタダ期間中にこの組み合わせが少しランクアップしたら、Lv.15を前にLv.5の土地を簡単に占領できます。
Lv.26ぐらいで兵営をランクアップしなくてもLv.6の土地を高確率で占領できます。
そして君王殿がLv.7になると、Lv.35の兵法書なしでも少ない消費でLv.7の土地を嚢中の物を探るが如く簡単に占領できます。
この構成は攻城にも使いやすく、戦でもかなり強力ですので、スタダのスピートと安定性が高まる素晴らしい構成です。
「士争先赴」は楽進にとてもピッタリな戦法でもあるので、手に入れたら是非使ってみてください。
この構成が使いやすいという方には、後期はこちらの構成をおすすめします。
関羽と関銀屏が共に戦場で馳せる姿は、きっと官渡の地でも輝くことでしょう。
三、決算ルール
今回の決算ルールは前シーズンと比較すると、少し変更点があります。
まずはシーズン中間決算についてです。
1、前シーズンの個性システムより、機械所がシーズンの特徴となりますので、シーズン中間決算の報酬は個性ポイントと勲功から機工値と勲功に変わります。
2、非放浪軍については、個人貢献値ランキングは1~300位まで決算されます。また、どちらのレベル報酬を獲得できるかは、所属勢力ランキングで決まります。
例えば、個人ランキングで1~30位をとり、所属勢力ランキングは3位だった場合、獲得できる報酬は360勲功と5機工値です。
つまり、個人の戦いだけではなく、勢力のための力にもなります。
3、放浪軍については、放浪軍になる前に元の勢力で貢献度ランキング1~300位まで決算されます。且つ元の勢力で貢献値は30000を超えます。
最後はシーズン末の決算についてです。
非放浪軍は、勢力ランキングの1位と2位は覇業報酬を獲得することができます。
今回のシナリオにおける放浪軍は覇業報酬がありません。