同盟学院第六回振り返り~PKシーズン「天下争奪」特別授業~
PKシーズン「天下争奪」では、新しい武将と事件戦法だけでなく、新しいコンテンツもあり、決算規則と仕様も調整されます。
新しい戦場に向けて、どんな準備をしておくべきでしょうか?
今回PKシーズン「天下争奪」について紹介してくださった講師は、皆さんおなじみのコウさんです!
一、新コンテンツ紹介
PKシーズン「天下争奪」にも陣営分けがありますが、PKシーズン「群雄割拠」とは大きく異なります。
これが一つ目の新コンテンツです。
今回のシナリオは、南の「孫劉陣営」と北の「曹魏陣営」との対抗です。
所属陣営はシステムによりランダムに決められ、自分では選べませんが、同じサーバーのプレイヤーは必ず同じ陣営に入るため、同盟が瓦解する心配はないと思います。
サーバーの陣営分けは、シーズン移動前に知らされます。
今シーズンでは陣営の規模が大きくなったため、各サーバー間の協力がとても重要になります。
陣営分けが公表されたら、急いで同じ陣営の味方と話し合い、戦略を立て、戦略に合わせて出生州を決めた方が良いでしょう。
それでは地図を見ながら解説していきましょう。
今シーズンの最終目標は洛陽ではなく、相手陣営に勝ることですので、洛陽と司隷が取り除かれます。代わりに巴蜀と山東が中立州に加えられ、中立州は「巴蜀、関中、漢中、山東」の四つになります。
そして、中立州の北にある「西涼、雍并、河北」は「曹魏陣営」の出生州で、南にある「荊西、荊楚、江東」は「孫劉陣営」の出生州となります。
皆さんは所属陣営に属する上記の州の中で、出生州を選ぶことができます。
今シーズンでは、如何に相手陣営より早く、より多くの城を取れるかが重要ですので、出生州を選ぶ時にも、その後のことや関からどの中立州に入り、どのルートで城を取りに行くかなどを踏まえた上で考えなければいけません。
二、季節システム
季節システムは現実の「二十四節気」を基に作られた新しいバフ効果をもたらすシステムです。
簡単に言うと、現実の6日で一つの季節、24日でゲーム内の一年になります。
画面のように、各季節はそれぞれ異なる「季節特性」というバフ効果を持っています。
春は資源を貯めて、夏に兵を鍛え、秋には進軍して、冬は守りに徹します。
このように、各季節に特徴があるため、それに合わせて戦略・予定を調整した方がいいと思います。
例えば、冬の最後に政策書を貯めて、春になってから屯田するなど。
序盤の戦略を立て、出生州を選び、季節システムを活用して同盟を発展させ、いよいよ戦闘に臨むことになります。
三、秘策システム
「秘策システム」は新しく追加された同盟技術です。
同盟レベルが25に達すると、最初の秘策「兵貴先聲」が使えるようになります。ここで注意すべき点は、以下の三つです。
・「秘策」は同盟の盟主もしくは副盟主しか使えません
・「秘策」は同時に最大一つしか発動できません
・「秘策」には今シーズンで使用できる回数に制限があります
状況に応じて「秘策」を上手く使いこなせば、戦況を有利に運べますし、同時に複数の戦場で対抗することも可能になります。
また、相手の行動を読み、逆に陽動作戦で、相手に貴重な使用回数を無駄遣いさせたうえで、その「秘策を発動出来ない」冷却時間の隙に、別の戦場に主力を送り、勝率を上げることも可能です。
まずは城・関を取るための秘策:「兵貴先聲」。
効果としては、指定した城をロックすると、持続時間内は自同盟のみが攻城できるようになります。春で使う場合、持続時間が倍になります。
この効果は相手が攻城している最中でも発動できるので、敵の攻城時間に当てれば、敵対陣営の攻城を中断させ、城を横取りすることも可能です。
注意すべきは、「兵貴先聲」が発動したら、本当に自同盟しか攻城が出来なくなることです!同じ陣営の他の同盟や、友好同盟でも攻城が出来なくなりますので、状況やタイミングを見誤ると、トラブルになりかねません!
次は占領した城・関を守る秘策:「深溝高塁」。
効果としては、持続時間内は指定した城の耐久が倍になります。夏に使う場合、更に城を攻撃する攻城部隊の攻城値を20%低下させる効果が追加されます。
兵貴先聲と違い、発動対象は自同盟が占領した城のみとなり、友好同盟の城を対象に使うことが出来ません。
持続時間は24時間あり、相手の兵力と城のレベルにもよりますが、相手の攻城を丸一日遅らせることが可能です。
そして、城・関を抜けた後の戦線維持を支える秘策:「三軍褒賞」。
効果としては、持続時間内に「同盟」画面で戦功と銅貨を使い、資源や予備兵を購入出来る「補給」が表示されるようになります。
補給仕様自体は放浪軍実装の頃からありましたので、紹介は省きます。
発動タイミングのアドバイスですが、「三軍褒賞」の準備時間は短く、持続時間制限が長いため、貴重な使用回数が無駄遣いにならないよう、戦況を見て、消耗戦に発展すると確信してから使う方がいいでしょう。
最後は防衛側から見て、押し寄せる敵を足止めする秘策:「築堅守勢」。
効果としては、持続時間内において柵、櫓と幕舎の耐久を本来の1.5倍にすることができます。
「築堅守勢」による強化は柵、櫓と幕舎の耐久を「本来」の1.5倍にするため、建築レベルが低い場合は、耐久も少なく、1.5倍にしてもさほど固くはないので、この秘策を活かすには事前準備を念入りにした方が良いでしょう。
四、城の「破壊と再建」
シーズン序盤、出生州と他の州を繋ぐ関はこのように「x」が付いている破壊状態になります。
それ以外に、他の同盟が占領した城を落とした場合も、城は一時的に破壊状態となり、そのあと徐々に再建されます。
破壊状態にある城は徴兵、派遣などが出来なくなり、城レベルも一時的に低下します。
つまり敵対同盟が持つ城を落としても、その城をすぐ前線の足場にすることは出来ません。また、城のレベルが下がるため、城の再建完了までは守るのも困難になります。
因みに、中立状態の城が落とされた場合は、破壊状態にはなりません。
再建に必要な時間とレベル低下データはこのページで確認できます。
五、民心システムの仕様追加今シーズンは中立州にも民心効果が発生するようになります。
中立州における民心は郡ごとに計算され、より高い民心値を持つ陣営が効果を得られます。そのため、中立州に入ったら、積極的に軍屯を作り、城を落として民心を争奪しましょう!
具体的な民心値変化はこちらですね。
六、放浪軍の復活
このように、今シーズン解放される放浪軍は、「挙兵条件」「人数上限」「戦闘収益」と「遷城コスト」などの面から、規模と機動性に制限をかけました。
各陣営が放浪軍になれる人数は300人までですので、南北合わせても、放浪軍は最大600人規模ですね。このような制限により、放浪軍陣営は全体的に弱体化され、一陣営として、南北の非放浪軍と対抗することが難しくなります。
放浪軍のシーズン報酬は非放浪軍陣営と違い、勝ち負けがないので、州府占領の有り無しでランクが決められます。
州府を一つでも取れば、放浪軍全体が画像のような報酬が貰えます。簡単そうに見えますが、頑張って放浪軍貢献度上位100名に入っても、シーズン報酬は「群雄割拠」までしか取れないので、報酬目当ての方にはあまりお勧めしません。
ですが、非放浪軍が放浪軍をバックの特殊部隊として使うのであれば、様々な攪乱や奇襲戦術が使えるようになります。個人戦力の高いメンバーの放浪軍化を戦術の選択肢に入れてもいいですが、同時に報酬の面で、どう補うかを考えた方がいいかもしれませんね。
七、中立州配置と戦略
今回の地図はパッと見て、不規則にも見えますが、実はほぼ対称的です。南北の出生州と中立州を繋ぐ関の数も同じです。注意すべきは、中立州の中にも関があり、地図を南北対称にしたため、両陣営の中立州戦略が同じだと言えます。
ここで私が立てた戦略と目標を大まかに紹介したいと思います。
まず、序盤では同盟の発展が一番重要です。体力が切れたメンバーを一時退出させるなど、細かいテクニックは皆さんもよく知っていると思いますので、ここでは省きます。もし分からない方がいましたら、後で私か、他の盟主さんに聞いてください。
同盟に一定の力が付いたら、早めに中立州との関を落とし、民心と季節システムを活かして、優勢を拡大すべきですね。
破壊と再建仕様の追加で、城を敵対陣営から奪うことが難しくなっていますが、無所属のNPC城を落としても、破壊状態にはならないので、中立州の関を落とせるようになったら、迷わず落としに行きましょう!
関を巡って、敵対陣営との睨み合いになった時は、秘策の出番です。ですが同時に相手の秘策使用にも気をつけるべきでしょう!
関を確保できたら、安全が保証された陣営範囲内でNPC城の占領巡回をしましょう。
最終決算は陣営全体の覇業値で決まるので、NPC城を独り占めしても特にメリットはなく、他の同盟の秘策が無駄にならないように、陣営内の各同盟の状況を見て、如何に城を分配するのかも重要ですね。
最後は終盤ですね。
覇業値が同じ場合は、両方負けとなるため、陣営範囲内の城取りがひと段落したら、いよいよ相手陣営への突入段階に入ります!
秘策と破壊システムの導入で、城は守り易く、攻め難くなってきました。
城が敵対陣営に占領された場合は、一時的に破壊状態になってしまい、取られ易くなります。城を落としたとしても、気を緩めてはいけません。
数多くの城を決算まで守り切るには、合理的な戦術戦略が必要になります。
八、序盤編制のお勧め
序盤コストは「群雄割拠」の時と同じく15ありますので、使える編制は沢山あります。具体的には皆さんが持つ武将によるため、多くは言いませんが、序盤の経験値を無駄にしないよう、推奨編制は「6/5/4」コストもしくは「6/6/3」コストがよいでしょう。
「7/6/2」の編制は星5のコスト2武将が実装されるまではお勧めしません。
まず蜀陣営の関銀屏ですね。
特徴と言えば、追加ダメージと恐怖状態を与える固有戦法「将門虎女」ですね。
発動すると、複数の敵に兵刃ダメージと「虎怒」効果を与えます。目標が「虎怒」を持つ状態でダメージを3回受けると、1ターン持続の恐怖状態(行動不能)になります。
そのため、関銀屏より遅く、範囲ダメージや手数の多い武将と組むと、予想以上の効果を発揮できるでしょう。
継承戦法「箕形陣」は新しい陣法です。
効果は次の通りで、「箕形陣」は戦闘開始から3ターンの間、敵主将の与ダメージを低下させ、自軍の副将一人に兵刃被ダメージ低下効果、もう一人に計略被ダメージ低下効果を与える陣法です。主将とする編制に適しています。
「威謀必至」は1ターン準備した後に、敵2人に2ターン持続する虚弱(ダメージを与えられない)状態を与え、既に虚弱もしくは逃亡状態にあると、毎ターン追加ダメージ(武力と知力の高い方の影響を受ける)を与えます。
ここのダメージは計略ダメージでも、兵刃ダメージでもなく、相手の防御を無視するダメージになります!
次は同じく蜀陣営の魏延です。
固有戦法「奇兵離間」は、戦闘開始から4ターンの間アクティブ戦法のダメージを上昇させ、更に準備戦法を発動する時一定確率で準備時間を1ターン短縮させることができます。
「破陣砕堅」や「万夫不当」を付ければ、強力なアタッカーになります。自身の継承戦法「威謀必至」を付ければ制御系サポートとしても使えます。
次は同じく「威謀必至」を継承できる沮授です。
知力と統率力の高い武将で、弱体効果を強化する固有戦法「統監震軍」を持っています。
「統監震軍」は一定の確率で味方が与える弱体状態の持続時間を1ターン延ばし、弱体状態にある敵単体に計略ダメージを与えることができます。
推奨編制は「SP袁紹」を主将、「沮授」と「朱儁」を副将とする編制です。
最後は、先も触れた「SP武将」―SP袁紹です!
固有戦法「高櫓連営」は初期弾薬を「10発」装填していて、毎ターン2-3回ランダムに発射して単体兵刃ダメージを与えることができるうえに、一定の確率で相手の被ダメージを上昇させることができます。
1ターン目に発射した目標に2ターン持続の封印状態(一定の確率で攻撃が出来なくなる)を与え、更に自身が主将の場合、毎ターン1発装填できます!
「SP武将」―SP袁紹の武力、知力、統率力成長は共に2.00以上で、弓兵の新しい主力アタッカーとなります!
画像にある推奨編制の原因と戦法兵書推奨などは戦備白書にもあるはずですので、詳細はそちらで確認をお願いします。
九、その他の調整
まずはシーズン報酬と決算の調整です。
今回の決算はこれまでと違い、シーズンの途中、天命覇業「気吞山河」が達成された際に一度決算が行われますが、その報酬配布は次のシーズン始めになります。報酬内容としては、来シーズン始めに使える勲功ポイントになります。
決算は両陣営の覇業値を比べて、高い方が勝利、低い方が失敗となり、陣営報酬のランクが決められます。
そして、プレイヤーが貰える報酬はこのように、陣営への貢献度で決められます。
放浪軍はどちらの陣営にも属さないので、決算方法も異なります。詳細はこちらを確認してください。最後は、「天下争奪」における「緊急退避」、「再興」の調整と「重整旗鼓」の追加ですね。
簡単に言うと、今シーズンで緊急退避した場合、陣営範囲内の領地と建築はリセットされますが、「捕虜状態」は解除されません。
また、「再興」で「捕虜状態」を解除できますが、領地や主城建築、同盟参加など、所属陣営を除く全てがリセットされることになります。
では、捕虜状態を解除するには、大人しく身代金を支払うか、救助を待つかの二択しかないでしょうか?
今シーズンに限っては、そうでもないようです。
天命覇業「干戈再動」を達成した後に、捕虜状態を見ると、身代金支払の横には、「重整旗鼓」が出てきます。
そちらを選ぶと、領地と建築は影響されず、主城は「軍の砦」の形となって、出生州のランダムな場所に現れます。
「軍の砦」の状態では、九宮図、八卦陣の効果や異民族、木牛流馬などの様々な主城機能を失います。
軍の砦を中心にして、周囲11マスの土地を占領し、四種類の資源をそれぞれ10万使えば、主城に戻ることができます。
もちろん冷却時間はありますが、5日の中で出生州の「軍の砦」状態から主城状態に戻り、中立州戦場に復帰して再び捕虜にされることは少ないので、知っておいたら良いというレベルですね。